さまざまな用途と機能に応えるため、当社スタッフがサポートさせていただきます。
珪酸ソーダはシリカ(SiO2)の機能とアルカリ(Na2O)の機能を併せもちます。
種々の材料と珪酸ソーダを混合することで、その材料に珪酸ソーダの機能が付与され、多様な分野で利用されています。
「珪酸ソーダの機能一覧表」はこちらからダウンロードしていただけます。
各材料との相性、機能の発現度合い、用途展開など、さまざまな課題に対し当社スタッフがサポートさせていただきます。
珪酸ソーダと酸などを混合して得られた珪酸を、土や砂に浸透させ時間が経つと、土や砂が固まり硬くなります。
左:砂に浸透後 右:珪酸ゲル
土木分野において地盤注入剤として利用されています。
珪酸ソーダとセメントなどを混合すると、セメントなどの固化を早め、短時間で強度が上がります。
土木や建材分野で利用さています。
砂と粘結剤(珪酸ソーダ)を混錬し、炭酸ガスを吹き付けると、砂が固まり硬くなります。
鋳物分野で利用されています。
珪酸ソーダのナトリウムを除去して得られた珪酸の重合をコントロールすることにより、ナノメートルオーダーのシリカ微粒子が分散したスラリー「コロイダルシリカ」が得られます。
電子顕微画像
コロイダルシリカは、研磨剤、紙の滑り止め、鋳型の塗型剤、塗料の艶消し剤のほか、繊維・フィルム・コーティング剤の添加剤、窯業・土木分野など幅広い分野で利用されています。
珪酸ソーダと酸の反応をコントロールして得られた珪酸ゲルを洗浄、乾燥、分級することで、シリカゲルやホワイトカーボンといった多孔性の微粉末シリカ「湿式シリカ」が得られます。
湿式シリカは、吸着剤、乾燥剤、触媒のほか、農薬や肥料のキャリヤー、化粧品・ゴム・樹脂・インク・フィルム・紙の添加剤など幅広い分野で利用されています。
珪酸ソーダとアルミン酸ソーダを反応させて得られた珪酸ゲルを加熱、熟成して結晶を析出させることで、「合成ゼオライト」が得られます。
合成ゼオライトは、化学、環境、自動車分野において、気体や液体の吸着・脱水・精製・分離・触媒として利用されています。
珪酸ソーダをさまざまな材料に塗布または混錬し乾燥することで、材料同士が接着します。さらに、接着された材料の硬度は向上します。
段ボール、溶接棒のフラックス、レンガ、建材ボード、断熱材、保温材、繊維、コーティング剤などさまざまな材料で利用されています。
さまざまな材料に珪酸ソーダを固着させることで、その材料に耐熱・難燃性が付与されます。
また、珪酸ソーダを加熱し発泡させることで、その材料に断熱性が付与されます。
段ボール、溶接棒のフラックス、レンガ、建材ボード、断熱材、保温材、繊維、コーティング剤などさまざまな材料で利用されています。
石鹸や洗剤に珪酸ソーダを添加すると、アルカリの作用により油分などの酸性汚れがケン化され、洗浄効果が向上します。
石鹸や洗剤のほか、古紙の脱墨剤などでも利用されています。
珪酸ソーダが水の硬度分(Ca、Mgイオン)をキレート化し、界面活性剤の活性消失や汚れの凝集・付着を抑制する効果があります。
また、溶液中の重金属イオンをキレート化することで、漂白で使用される過酸化水素の分解を抑制する効果もあります。
石鹸・洗剤、紙・パルプ、繊維などの添加剤として利用されています。
粘度スラリーに珪酸ソーダを添加することで、粘土粒子の電気的な凝集を妨げ、粘性を下げるため、高濃度な粘土スラリーが得られます。
窯業分野で利用されています。
珪酸ソーダ(水ガラス)には、以下の作用もあります。
珪酸ソーダには、pH緩衝作用があります。
鋼板の洗浄剤に低モル比珪酸ソーダ(オルソ珪酸ソーダやメタ珪酸ソーダ)を使用すると、強力な脱脂洗浄力を示し、洗浄効果が向上します。
珪酸の被膜形成やアルカリの作用により、金属表面が錆びるのを防ぎます。