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空隙充填材TS-1特許第6034530号

空隙充填材TS-1は、土木工事等で躯体、函体等と地山に発生した空隙を充填する材料として開発されたグラウト材です

一般的に高強度を求めない空隙充填材には、「一液型グラウト材」での施工が多く用いられております。しかし「一液型グラウト材」は充填後の硬化時間が長く、材料分離、地山への逸出等の問題がありました。

空隙充填材TS-1は、混練り、注入時は流動性が良く、注入後数時間で流動性がなくなり、今までの「一液型グラウト材」の欠点を補うものです。

空隙充填材TS-1は、セメントミルクに特殊混和剤TS-1を混合するだけで、ブリージングが低減する充填材です。

特長

  • 空隙充填材TS-1は、流動性に優れた充填材です。
  • セメントベントナイト液と比較して、初期強度の立上り(自立)が早い充填材です。
  • 特殊混和剤TS-1は、添加量が少量で効果が発揮されるため、材料ストック量が抑えられます。また、液体であるため作液時に粉塵がありません。
  • セメント量、特殊混和剤TS-1の添加量を調整することで、流動化時間、硬化後の強度を調整できます。

適用分野

  • パイプ内空洞充填
  • 躯体、函体等の地山に発生した空隙内充填
  • 止水壁等

空隙充填材TS-1の標準配合(1m3当たり)

空隙充填材TS-1の標準配合(1m3当たり)

空隙充填材TS-1の材料特性

空隙充填材TS-1の材料特性
※液温が高い場合、非流動化時間は短くなりますので、ご注意ください。

使用材料の性状

使用材料の性状

調合手順

  1. 所定量の水を入れ、普通セメントを投入し30秒程度撹拌します。
  2. セメントミルクに撹拌しながら特殊混和剤TS-1を投入し、3分間程度撹拌します。
調合手順
調合手順

※撹拌は700rpm以上の回転数を有する撹拌機を用いてください。
撹拌が弱いとブリージングが大きくなり、自立も悪くなるため注意が必要です。