会社案内

メッセージ

代表取締役会長 岩瀬裕全

東曹産業は、日本のアンモニアソーダ法の祖ともいうべき岩瀬徳三郎が昭和12年(1937年)に設立した(液体無機)化学薬品の製造・販売会社です。

アンモニアソーダ法では食塩からソーダ灰(Na2CO3)が合成されますが、そのソーダ灰から造られる珪酸ソーダが弊社の戦前からの主力製品です。
この珪酸ソーダは「水に溶ける不思議なガラス」で、別名水ガラスとも呼ばれています。そして、見た目は何の変哲もない水あめに似た透明な液体ですが、驚くほど多彩な使い道を持った珍しい材料です。

石鹸、紙、接着剤、溶接や鋳物、繊維の染色・漂白・難燃化、土木工事などに直接使われているだけではありません。珪酸ソーダから更に作られるホワイトカーボンやコロイダルシリカ等、中間材料の用途も、塗料、トナー、断熱材、絶縁体、増粘剤、研磨剤、土壌の液状化防止剤等、多岐にわたります。

一方、ソーダの元々の原料は食塩であり、そのもう一つの原料は地球の表面の6割を占める岩石や砂の成分である珪素です。そして、それらの原料から作られる珪酸ソーダは人体にも、環境にも優しい物質です。持続可能な社会、SDGsがますます重視される世界の変化に伴って、従来、石油から合成される材料を使って作られていた多くの製品を、珪酸ソーダを原料とする製品に置き換えていこうという動きが活発化しています。

東曹産業は、創業以来80年以上にわたる、基礎化学の豊富な知識を生かし、お客様の新製品の開発、品質改良、用途開発等のお手伝いをしてきました。そして、これからも珪酸ソーダやシリカ製品を通して、社会の発展に貢献して行きたいと願っております。

東曹産業株式会社 代表取締役会長  岩瀬裕全
代表取締役社長 岸本泰弘

当社は、従来より「正しい会社・強い会社・わかりやすい会社・徹底した会社・夢のある会社を目指します」ということを経営方針としてきました。

これに加え、2021年5月に新たな行動/活動指針を掲げることに致しました。

<行動/活動指針>

  • ① 物事を構造で捉え、構造に手を付け、新たな体制を作る
  • ② 泥臭く、愚直に、正面から目の前の課題に取り組む
  • ③ 取り組みは、みんなが主役で、明るく元気に、会話を深めて
  • ④ 社会に対して胸の張れる、そしてコンプライアンスと正しいことの追求の手を緩めない事業運営であり、経営であり、会社である事

これらは極々ありきたりの当り前のことです。しかし、変化の激しい、そしてスピードを求められる昨今においては、改めて原点に立ち戻り、かつ普遍的な事柄を基本に置くことの大切さを強く感じる、ということから改めてこの行動/活動指針に立ち至ったというものです。

当社と致しましては、この行動/活動指針をもとに、珪酸ソーダを中心とする製造と販売を通じて、「お取引の皆様」、「従業員と家族の皆様」、そして「社会」と「地球環境」に貢献し続ける会社を目指します。

これからもますますのご支援とご協力を賜りますよう、宜しくお願い致します。

東曹産業株式会社 代表取締役社長  岸本泰弘