TOSO SANGYO CO.,LTD.

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダと酸などを混合して得られた珪酸を、土や砂に浸透させ時間が経つと、土や砂が固まり硬くなります。

左：砂に浸透後　　右：珪酸ゲル

●利用されている分野・用途

土木分野において地盤注入剤として利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダとセメントなどを混合すると、セメントなどの固化を早め、短時間で強度が上がります。

●利用されている分野・用途

土木や建材分野で利用さています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

砂と粘結剤（珪酸ソーダ）を混錬し、炭酸ガスを吹き付けると、砂が固まり硬くなります。

●利用されている分野・用途

鋳物分野で利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダのナトリウムを除去して得られた珪酸の重合をコントロールすることにより、ナノメートルオーダーのシリカ微粒子が分散したスラリー「コロイダルシリカ」が得られます。

電子顕微画像

●利用されている分野・用途

コロイダルシリカは、研磨剤、紙の滑り止め、鋳型の塗型剤、塗料の艶消し剤のほか、繊維・フィルム・コーティング剤の添加剤、窯業・土木分野など幅広い分野で利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダと酸の反応をコントロールして得られた珪酸ゲルを洗浄、乾燥、分級することで、シリカゲルやホワイトカーボンといった多孔性の微粉末シリカ「湿式シリカ」が得られます。

●利用されている分野・用途

湿式シリカは、吸着剤、乾燥剤、触媒のほか、農薬や肥料のキャリヤー、化粧品・ゴム・樹脂・インク・フィルム・紙の添加剤など幅広い分野で利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダとアルミン酸ソーダを反応させて得られた珪酸ゲルを加熱、熟成して結晶を析出させることで、「合成ゼオライト」が得られます。

●利用されている分野・用途

合成ゼオライトは、化学、環境、自動車分野において、気体や液体の吸着・脱水・精製・分離・触媒として利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダをさまざまな材料に塗布または混錬し乾燥することで、材料同士が接着します。さらに、接着された材料の硬度は向上します。

●利用されている分野・用途

段ボール、溶接棒のフラックス、レンガ、建材ボード、断熱材、保温材、繊維、コーティング剤などさまざまな材料で利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

さまざまな材料に珪酸ソーダを固着させることで、その材料に耐熱・難燃性が付与されます。

また、珪酸ソーダを加熱し発泡させることで、その材料に断熱性が付与されます。

●利用されている分野・用途

段ボール、溶接棒のフラックス、レンガ、建材ボード、断熱材、保温材、繊維、コーティング剤などさまざまな材料で利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

石鹸や洗剤に珪酸ソーダを添加すると、アルカリの作用により油分などの酸性汚れがケン化され、洗浄効果が向上します。

●利用されている分野・用途

石鹸や洗剤のほか、古紙の脱墨剤などでも利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

珪酸ソーダが水の硬度分（Ca、Mgイオン）をキレート化し、界面活性剤の活性消失や汚れの凝集・付着を抑制する効果があります。

また、溶液中の重金属イオンをキレート化することで、漂白で使用される過酸化水素の分解を抑制する効果もあります。

●利用されている分野・用途

石鹸・洗剤、紙・パルプ、繊維などの添加剤として利用されています。

●珪酸ソーダ（水ガラス）の役割と効果

粘度スラリーに珪酸ソーダを添加することで、粘土粒子の電気的な凝集を妨げ、粘性を下げるため、高濃度な粘土スラリーが得られます。

●利用されている分野・用途

窯業分野で利用されています。

珪酸ソーダ（水ガラス）には、以下の作用もあります。

●pH緩衝作用

珪酸ソーダには、pH緩衝作用があります。

●金属表面の洗浄作用

鋼板の洗浄剤に低モル比珪酸ソーダ（オルソ珪酸ソーダやメタ珪酸ソーダ）を使用すると、強力な脱脂洗浄力を示し、洗浄効果が向上します。

●防蝕作用

珪酸の被膜形成やアルカリの作用により、金属表面が錆びるのを防ぎます。