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社員インタビュー#02

技術・開発部 主任 池田達也(入社9年目)

技術・開発部 主任(入社9年目)

 

■ ワークライフバランスの実現に積極的な会社

─ どのような仕事をしていますか?

新製品の研究開発と製品の分析です。
新製品の開発の仕事は、専門論文などの文献調査を行って新製品の製造方法などを検討します。そして実際に試作品を作って解析を行って評価などを繰り返します。また、開発すべき製品についての情報を、インターネットや新聞などから収集します。
製品の分析は、既存の製品の品質が規格に収まっているかどうかを調べたりする仕事になります。ICP-MSという分析装置を使って、製品やその原料などの微量金属の濃度を測定しています。

─ 仕事のやりがいは、どんな時に感じますか?

強いて言えば、毎日の仕事を安全に終えた時ですね。やりがいというよりは、よかったという安堵感になるでしょうか。
開発という仕事柄、危険な薬品を使うこともありますし、高電圧や高温など、注意しないと事故につながりかねないものも扱っていますので細心の注意が必要です。また、高価な精密装置も使って作業しているので破損させないようにも気を使います。安全に仕事を成し遂げることが第一だと考えます。

技術・開発部 主任 池田達也(入社9年目)

─ 東曹産業に就職したのはどうしてですか?

大学院で化学系・材料系の研究をしていたので、その研究を生かせる仕事を探していました。しかし、なかなか就職先が決まらず困っているところに、東曹産業の今の技術・開発部の部長が大学に求人に来てお会いしました。それを縁に就職することになりました。

─ 珪酸ソーダの魅力はどんなところにありますか?

珪酸ソーダは、シリコンとも呼ばれるケイ素(Si)とナトリウム(Na)という、地球上に豊富に存在する元素からできています。枯渇する心配のない成分からできているため、将来的にも製造を続けることが可能だと考えられています。
豊富な元素からできていながらも、利用できる用途が多く、今後も利用が広がってゆくことが期待できるところが魅力だと思います。

─ 今後、どのような用途に広がってゆくでしょうか?

東曹産業は、珪酸ソーダそのものを主力製品としていますが、今後の課題として二次製品の開発にも取り組んでいます。
たとえば、研磨材を珪酸ソーダで作ることです。研磨材と言ってもいろいろありますが、一例を挙げればコンピュータのICチップなどを作るのに使う研磨材です。
現在、こうした用途に使う研磨材は高価な原料を使って作られていますが、珪酸ソーダであれば安価に作ることが可能ですので、実用に耐える製品が開発できれば広く利用されるようになるでしょう。

技術・開発部 主任 池田達也(入社9年目)

─ 東曹産業のどんなところが良いと思いますか?

ワークライフバランスの実現に対して積極的なところです。
私自身、男性社員としては初めて、週3日半日勤務という形ではありますが、1年間の育児休業を取得しました。
所属部署的に取得しやすかったこともあるでしょうが、そういう働き方が認められるのは嬉しいですね。私の後で他の人も取得できているようです。
もちろん、病休などに対しても寛容ですし、週休2日もしっかり取れます。有給休暇も取りやすい会社です。

─ 今後、個人的に実現したいこと、叶えたい夢などはありますか?

もっと珪酸ソーダの基礎研究をしてみたいですね。
珪酸ソーダは一般的な化学物質ではありますが、突き詰めていくとまだ解明されてないことが多いのです。いろいろな比率で原料を混合して、さまざまな珪酸ソーダを作ることはできるのですが、どうしてそうなるのか不明な部分があります。
そのため、たとえば新製品の開発方法について議論するようなことがあっても、それぞれ別の仮説を前提にするようなことにもなり、スムーズに研究を進めていくのが難しくなることもあります。
もっと基本的なことが解明できれば、研究開発もやりやすくなります。そして、珪酸ソーダの用途も大きく広がり、会社としても飛躍していけるのではないかと考えています。

技術・開発部 主任 池田達也(入社9年目)